「ハタヨガ?」 ほかのヨガとどう違うのでしょうか?
ハタヨガとは、現代のヨガのもとになっている王道的なヨガのことです。
王道とは、どのようなヨガのことを指すのでしょうか。 ハタヨガの特徴を説明します。
ハタヨガとは
ハタヨガとは、正しい呼吸法で呼吸を行いながらポーズをとり、精神面のバランスを整えることを目的としたヨガのことです。
現代のヨガの流派は数種類ありますが、ほとんどのヨガの基礎になっているのがハタヨガです。
ハタヨガ(ハタヨーガ)の起源は10〜13世紀と歴史は古く、ポーズをとるヨガのなかでも最古といわれています。
現代でも様々なヨガスタジオで行われている最もポピュラーなヨガスタイルです。
ヨガを基礎から学びたいのであれば、是非、ヨガの王道であるハタヨガから挑戦してみてください。
ハタヨガは大衆向けに始められたヨガであるため、幅広い年齢層の方が取り組みやすく、運動量もほど良いヨガです。
ヨガ初心者の方にもおすすめできるヨガスタイルであり、ポーズ(アーサナ)もそこまで複雑なものはありません。
身体をねじる、伸ばす、曲げるといった動きをメインに、日常生活であまり使うことのない部位の筋肉に負荷をかけるポーズ(アーサナ)も特徴です。
ハタヨガでは、腹式呼吸が推奨されており、基本的に鼻から息を吸って鼻から息を吐きます。そして、吸う息でお腹を大きく膨らませ、反対に吐くときにはお腹を薄くへこませるイメージで呼吸します。
腹式呼吸は副交感神経を刺激すると言われており、リラックス効果につながります。
ハタヨガの由来
ハタヨガという名前は、「ハ=太陽(ha)」「タ=月(tha)」「ヨガ=結ぶ」という意味をつなげたものです。
太陽と月のように相対的に存在する2つのものを結び、調和させるという意味があります。
私たちの世界には相対的なものがたくさんあります。
太陽と月のほかには 「男と女」「陰と陽」「心と体」などです。
そして「吐く息」と「吸う息」の”呼吸”もその1つだと考えられています。
呼吸をコントロールして、人間の原動力となる「気」を意識しながら精神面を整えていことができるのが「ヨガ」であり、ヨガの目的でもあるのでしょう。